インプラントをご検討されている皆さまへ
まだインプラント治療を受けたことのない方は、不安なことが多いと思います。悪い点だけにフォーカスがあたり、『治療をしない方がいい』情報だけを自然に集めてしまう場合もあります。インプラントにはインプラントの、ブリッジにはブリッジの適材適所があります。また、インプラントは治療の選択肢の一つであり、絶対的なものではありません。メリットもデメリットもあります。十分に担当歯科医師より説明を受け、納得したところでご選択いただけたらと思います。
インプラントとはどんなものなのか?
インプラントは3つの構造物からなります。
①上部構造(被せ物の部分:人工歯)
②アバットメント(上と下をつなぐ部分)
③インプラント体(人工の根っこ)
メリット
①咬む不安をなくす
入れ歯でも咬めますが、天然歯やインプラントとの比較になりません。おおよそ1/200くらいの力です。一方でインプラントは種類を選びません。お肉でも硬いものでも不安なく楽しめます。
②単独で成立し、なおかつ他の残存歯を守る
そもそも天然の歯は、1本ずつ生えてきます。入れ歯では他の歯に金具をかけて安定させます。一方で、ブリッジでは隣の歯を削ります。そのため隣の歯もダメにしてしますことが多いです。インプラントは”単独”で天然歯のような力を負担できます。
デメリット
①外科処置である。
②保険がきかない。
③治療終了までに時間がかかる。
最低でも1回は外科処置が必要になります。全身状態が悪い場合など、できない場合があります。また自由診療になりますので、高額な費用がかかります。また、骨とインプラントが生着するまで最低でも3ヶ月ほどはかかるので、入れ歯・ブリッジなどよりは時間を要します。
治療の順序
①CT撮影
まずCT撮影を行い三次元的に解析し、「インプラントができるかどうか」「どこが最適か」を診断します。その後の進行は以下の通りです。
②インプラント埋入OPE
当院の一次手術はインプラント専任の歯科医師が全て担当します。局所麻酔下でstep01で決定した位置にインプラントを埋め込みます。骨量が不足している場合などはこの時にGBRやサイナスリフトなどを併用することもあります。
③2次手術
一次手術から3〜6ヶ月後(骨造成の有無により異なります)に行います。インプラントを埋入した付近の歯肉を局所麻酔下で切開し、アバットメントをつける準備をします。その後は、型を採りプロビジョナル(仮歯)を装着します。この際に咬み合わせや清掃状態を確認し、最終的な被せ物の準備をします。
④補綴物の完成
いよいよセラミックなどの最終補綴物を装着して仕上げです。
この後はメインテナンスへと移行します。末長く使っていただけるように、当院ではメインテナンスをしっかりご案内させていただいております。
当院のインプラント~3つの特徴~
皆様がインプラント治療を受けられてから10年、20年と安心して使用していただけるよう努めてまいります。
①一流ブランドのインプラントを使用
歯科医師の知識・技術はもちろん大切ですが、人体に使用するものですので信頼できるインプラントであることも重要です。ストローマンを採用する理由は、
1.インプラント周囲炎になる確率が低い
2.徹底した学術主義
3.世界No.1シェアなので引っ越しをされても安心
②大学レベルの確かな診断と技術の提供
インプラント手術及び診断は東京医科歯科大学インプラント科のドクターが担当しております。骨量が不足していると理想的な位置に埋め込めなかったり、インプラント治療自体ができないこともあります。十分な骨量が認められなかった場合は骨造成(GBR・サイナスリフトなど)を併用して行います。他院で難しいと言われた場合でも、お困りの方は是非一度ご相談ください。
③患者さまに安心のアフターケアと保証
長くインプラントを使っていただくためには、メインテナンスが非常に大切です。少なくとも年に3回のメインテナンスを推奨しています。その際にプラークの付着状況、咬み合わせなど確認させていただきます。また、メインテナンスを受けていただいている方にしっかりとした保証期間を設けております。詳しくは担当歯科医師までお問い合わせください。
インプラント治療料金表
※お見積りはCT撮影の後インプラント専任の歯科医師が診断し、担当歯科医師と相談の上作成させていただいております。その後、患者様にお見積りとともに治療計画のご説明をさせていただきます。治療計画と費用に十分な理解と同意を得られた後に手術の申し込みをしていただいております。
一般的なインプラント治療のこと、治療費の概算などCT撮影しなくてもお話しできることもあると思います。遠慮なくお問い合わせください。
静脈内鎮静法
- ⚪︎インプラント治療を歯科麻酔科医と連携して行います。
- ⚪︎当院(クレスト歯科クリニック戸越)にて静脈内鎮静法を受けられます。
治療概要
- ▶︎静脈内鎮静法は点滴から麻酔薬を入れ、歯科治療時の恐怖感をなくしたり治療器具による嘔吐反射などを防止する方法です。
- ▶︎鎮静中は血圧や脈拍、体の酸素濃度を測定することで全身の状態を管理し、安全に治療を受けていただくことができます。
- ▶︎うとうと眠っているような状態が維持され、大半の方は治療中の記憶がほとんどありません。
- ▶︎この方法は全身麻酔ではありません。
【診療当日の流れ】
1.来院・麻酔科医による問診
2.点滴ルートの確保
3.モニター装着
4.鎮静開始
5.治療開始
6.鎮静終了
ご不明な点がございましたら担当歯科医師までご相談ください。